セックスレスの本当の原因や正体について考えてみました

セックスレスの本質や正体ってなんだろう。

今回は多少自分語りになってしまう面もあるかと思いますがお許し下さい。日本では既婚者夫婦の約40%がセックスレス状態だと言われています。下手すれば2組に1組。これって相当深刻な問題ですよね?だって、夫婦間でセックスする事がなくなれば子供が生まれる可能性がゼロになります。そうなれば日本がいま一番深刻な問題を抱えていると言われている少子化問題が完全に解決しなくなるのですからね。

 

私は客観的にセックスレスの本質や正体について考えてみました。

 

まず、セックスレスの本質ですが私が過去にヒアリングして来たセックスレス夫婦のデータをもう一度見直してみた所、夫婦間それぞれの時間と心の余裕のバランスである事だと感じました。

 

やはり、人は限られた時間の中で日常生活を送っています。男は外で働き、女は家で子供の面倒を見たり食事の用意をする。これは昔の日本の理想的なファミリーの構成だと思います。

 

しかし、今は違います。核家族化が進み世界のグローバル化が進みました。その結果、日本は今世界との賃金の差が縮まっています。これが何を意味するのか分かりますでしょうか?日本は戦後から急速な勢いで経済成長を遂げた国です。

 

1980年後半にはバブル景気が訪れ、日本の時価総額だけでアメリカ全土の土地を買い占められると言われていた程お金が出回っていたのです。しかし、バブルなんてのは長続きしません。バブルは崩壊し日本中ではリストラの嵐。

 

この様な過程を経て、グローバル化社会が訪れると日本人のそれまで豊かだった給料は世界とのバランスを取る動きになってきます。つまり給料は減り、資源の無い日本人はより働かなくては給料アップが望めない状況になって来ているのです。

 

そうなると、それまで家で家事や子育てだけをしてれば良かった妻が働きに出る事になります。今、共働きの夫婦なんて当たり前ですよね?しかし、この現象がセックスレスと言う面で見た場合、深刻な影響を及ぼしているのです。

 

女性が仕事に出れば、その分子育てや家事により追われる生活になるのは目に見えています。そこで旦那が夜になりムラムラして妻に襲い掛かっても、妻は疲れてセックス所じゃありませんよね?この様な時間のアンバランスがセックスレスを生み出していると私は考えています。

 

また、今の時代はスマホやネットの普及で娯楽が溢れています。これも私はセックスレスを助長していると感じますね。だって田舎を思い浮かべてください。田舎は元々都会に比べて娯楽が少ない。だから暇があるとセックスすると言う発想から大家族が生まれていたんです。

 

しかし、今はスマホさえあればゲームでも動画でも無限なコンテンツが広がっている。つまり趣味に掛ける時間が多くなります。そうなれば、やはりセックスは単なる刺激の一つとしてとらえ、徐々にですがセックスにそれほど興味が無くなっている人が出てきているのです。これが夫婦間でも同様の事が起きていますから結果は見えていますよね。

 

結論としては、私はセックスレス状態はとにかく自覚する事が重要だと思います。そして、第三者に話を聞いてもらい原因を突き止める事が重要だと思います。決して夫婦間で解決しようなんて発想は無謀過ぎるでしょう。